6月に風邪を引いたばかりにも関わらずまた風邪を引いてしまった。病気など10年に1度風邪を引くかどうかという自認でありながら、これほど短期間に2度も引くのは初めてのはずでそれ自体が衝撃ではあるのだが、39度台の熱による衝撃と辛さの前ではそれどころではなかった。
改めて思い返してみれば潜伏期間が10日程あったように思う。喉の奥の深いところで妙な痰、風邪の時に感じる味のする痰が絡むのを感じており、わざと喉の深いところから咳き込むことで吐き出すというようなことをしていた。気にしなければ気にならず、なんとなく珍しさからオモロなど思っていたくらいで他に症状もなく、熱が出る気配もないせいで風邪が本格化するかもという不安は10日の内にすっかり消えてしまった。
妙な位置の痰もあまり感じなくなった頃、油断した頃に熱という形で風邪症状が顕在し始めた。後々に気付いたことだが、鼻詰まりや喉の痛みというものはまるでなく、熱と頭痛と倦怠感と関節痛といった、いかにも熱の作用らしい症状が出始めた。これは風邪を引いたと、熱を感じた瞬間から市販の風邪薬を服用してはいたのだが、薬を飲んで尚、一気に38度台をマークし、さすがに38度は無理を通すのも難しく、突発で休むのは迷惑がかかるシフト制の仕事においてどうしたものかと考えあぐねている間に39度を越えてしまった。
あと一日出勤すれば連休というタイミングではあったのが、他人にうつしてしまう危険性と、そもそも体力的にも不可能を悟ったので仕方なく病欠させてもらうことになった。実はこれでも今の会社においては10年近くにおいてほぼ皆勤賞で病欠も記憶に無ければ遅刻も単純な寝坊が1回だけとそれなりに真面目にやってきた自負もあったので、そういう点でも情けないやら悔しいやらで歯痒い次第ではあったのだが、体調管理が至らなかった自業自得である。
薬が効いて38度、効果が切れて39度という効いているのかなんなのかわからない差ではあるが、多少効いて動ける内に病院へ行き、診断書と処方箋を出してもらうが、コロナでも肺炎でもなさそうだしひどい風邪だろうとふんわりした診断を受け、カロナール300という薬とよくわからない漢方をもらい、あとはもう家でひたすら布団の中でうなされ続けていた。
もらった薬は38.5度以上で飲むよう指示があったが効果の切れるであろう指定の時間には必ず上回っており休みなく服用していた。常に体温を測っていたわけではないので定かではないが40度を越すことは無かったように思うのでそれは救いだったのかもしれないが幸いと呼べるようなことではないし、頼むからさっさと下がってくれと願うばかりであった。
最低でも38度を下回らない時間はざっくり72時間は続いたのではないかと思う。ひ弱なインドア気質がよく耐えたと思う。夜が明けて日が指すと共に、波が引くように熱が治まっていき、夕方頃にはすっかり本調子といったところ。ごくごく軽い頭のフラつきなどはまだ残るがこれも一晩寝れば消えているだろうと思える。完治かどうかは数日経過を見たいが、ひとまずの山場は越えたと見てよいだろう。
改めてどこで風邪の元をもらったのか考えると、前回と今回の両方共、諸用で病院を訪れたのが切っ掛けではないかと状況証拠が言っておりほぼ疑いがない。次からは必ずマスクをつけて扉を潜ろうと固く誓うことにした。
何度か言っているように病気経験が薄く、薬についての知識もろくにないのだが、今回処方されたカロナール300とはアセトアミノフェンが300mg含まれている薬剤の名前で、カロナールAという商品名が違うだけの同じ薬がドラッグストアで購入できるそうだ、というか購入した。また受診前に飲んでいた家にあった風邪薬の成分をなんとなく気になって確認したところアセトアミノフェンが300mg含まれており、なんというか、膝から崩れそうになったのは熱が治まった安心感からだろうということにしておきたいと思う。