TL;DR 要するにパスが違う。
Windows11 上で Claude Desktop を利用しており、ローカルの git リポジトリを AI に操作してほしく、 mcp-server-git を導入しようとしてつまづき、( Claude が)がんばって解決した記録。
やりとりをまとめたものをトラブルシュートとしてまとめてもらったので、それをそのまま残しておく。
問題の原因はなんだったかというと詰まるところ claude_desktop_config.json のパスが変更されているというもの。世にある解説ではこれまでこの JSON ファイルは %APPDATA%\Claude に存在するというような説明がされていると思うが、現状は変更されており、そこにファイルは無いか、読まれていない。いつからかは知らないが、インストールパッケージが MSIX 形式となったことから
AppData\Roaming\Claude\
ではなく
AppData\Local\Packages\Claude_pzs8sxrjxfjjc\LocalCache\Roaming\Claude\
を参照するようになった。なので claude_desktop_config.json をここにおけば後は世の解説の続きを享受できるようになる。
似たようなトラブル報告を直近でいくつか散見されるので割りと最近の話ではないかと思うがその辺りはまあどうでもいい。
- Temporary Fix: Claude Desktop update broke custom MCP servers on Windows (config path changed) : r/ClaudeAI
- Claude Desktop 1.1.4088.0 — Multiple Critical Bugs on Windows 11 25H2 (Build 26200) · Issue #28231 · anthropics/claude-code
作業中に AppData\Roaming\Claude\ を自分で作ったかなんだかしてフォルダが存在する状態だったが他にファイルもないのでフォルダごと削除しておいた。必要であればプログラム側が勝手に作るはず。今のところ作成されない。
最近はチャッピーこと ChatGPT より Claude のお世話になることが多く、使い勝手も悪くない。 ChatGPT のデスクトップクライアントではまだ使わせてもらえない MCP が使えるなど、一番簡単なクライアントでもよりパワーユーザー向けなのが嬉しい。システムプロンプトを特に指定せずとも素の性格で十分に使える対応をしてくれるのも良い。なので今は ChatGPT と Gemini を軽い話題のサブ、Claude をメインのパートナーとして付き合っている。
以下は Claude にまとめてもらった作業手順とトラブルシュート。
環境#
- OS: Windows 11(Microsoft Store版 Claude Desktop)
- Python: 3.14.3(Python install manager経由)
- mcp-server-git: 2026.1.14
手順#
1. Python のインストール#
Python install manager(py.exe)を使ってインストール。
py install
インストール後の確認:
py --version
pip --version2. mcp-server-git のインストール#
pip install mcp-server-gitインストールされる exe の場所:
C:\Users\<USER>\AppData\Local\Python\pythoncore-3.14-64\Scripts\mcp-server-git.exe
3. claude_desktop_config.json の編集#
⚠️ 重要: MSIX 形式 / Store版 Claude Desktop が読むファイルは以下のパス
C:\Users\<USER>\AppData\Local\Packages\Claude_pzs8sxrjxfjjc\LocalCache\Roaming\Claude\claude_desktop_config.json
AppData\Roaming\Claude\claude_desktop_config.json(従来パス)は MSIX 形式 / Store版 では読まれない。
設定内容:
{
"globalShortcut": "Alt+Ctrl+Space",
"preferences": {
...
},
"mcpServers": {
"git": {
"command": "C:\\Users\\<USER>\\AppData\\Local\\Python\\pythoncore-3.14-64\\Scripts\\mcp-server-git.exe",
"args": []
}
}
}commandは フルパスで指定する(PATH が通っていても Claude Desktop からは認識されない)argsは空でも動作する。repo_pathは各ツール呼び出し時に都度指定する
詰まったポイントと原因#
❌ "command": "python" が効かない#
Claude Desktop は独自の環境で起動するため、システムの PATH が引き継がれない。python.exe のフルパスを指定する必要がある。
❌ --repository にリポジトリでないパスを指定するとエラー#
ERROR: C:\NOT\REPOSITORY\PATH is not a valid Git repository
--repository には .git が存在するディレクトリを指定する必要がある。または args を空にして、会話中に repo_path で都度指定する。
❌ 設定を書いても反映されない#
MSIX 形式/Store 版 Claude Desktop は AppData\Roaming\Claude\ ではなく AppData\Local\Packages\Claude_pzs8sxrjxfjjc\LocalCache\Roaming\Claude\ を参照する。また、Claude Desktop が設定ファイルを上書きすることがあるため、既存の preferences 等を残したまま mcpServers を追記すること。
❌ Claude Desktop が完全に終了していない#
ウィンドウを閉じてもバックグラウンドに cowork-svc.exe 等のプロセスが残る。タスクマネージャーから完全に終了させてから再起動する。
Get-Process | Where-Object {$_.Name -like "*claude*"}動作確認#
Developer設定(ハンバーガーメニュー → Settings → Developer)で git が running になっていれば成功。
git status を {YOUR_DIR} で確認して
のように会話で repo_path を指定してツールを呼び出せる。